誰かが私を見ているような

今日は買物に歩き回ってクタクタなので、帰りの電車で立っている元気はなかった。
それでも9時過ぎなら座れるだろうと高をくくっていたら、満員だった。

一つ席が空いていたので近ずいたら、窓際に座っている人が足元に大きな旅行カバンを置いているので、隣に座れないのだ。
その席に買物袋を置くと、その人は私の顔を見て「すみません」というような顔で軽く会釈をした。

その駅から最寄りの駅までは30分程かかるので、10分もすると嫌になってきた。
女性の隣で正座すれば、立たなくて済むと思うほど疲れ切っていた。足がだるい・・・。

その女性に席を移ってもらって、カバンも移動すれば、私は座れる。
ちょっと前の私なら、そうしたかもしれないが、我慢した。

少しすると、私の右隣の人が降りた。でも、その横には男性が立っていたから、私が座るわけにはいかない。
ところがその男性は立ったままだった。

軽くお辞儀をして私は、その席に座った。
その男性は、私の疲れた顔を見ていたのかもしれない。
だから私は座れたのだと思う。